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パブリッシュ・オア・ペリッシュ 科学者の発表倫理

出版社名 みすず書房
出版年月 2007年11月
ISBNコード 978-4-622-07334-5
4-622-07334-X
税込価格 3,080円
頁数・縦 163,13P 20cm

商品内容

要旨

ES細胞のねつ造など、続発する深刻な研究不正事件。どうして抑止できない?なぜ虚偽がまかりとおる?根本要因の指摘から対応策まで、科学界へ問題提起。

目次

第1部 なぜ発表倫理か(発表するか、それとも死か―パブリッシュ・オア・ペリッシュから特許で成功へ
公正な科学研究が私たちの生活を支える)
第2部 発表倫理はいかに破られたか(求められたヒーロー―ベル研究所シェーン事件
一番をめざす―Nature Medicine論文のねつ造
私は不正な実験に関与していない―ES細胞ねつ造事件
成果へのプレッシャー―ポールマン事件)
第3部 発表倫理を脅かすもの(インパクトファクターで研究者を評価できるか
なぜ著者サインを偽造したのか
なぜ私の論文が盗用されたのか―不正行為にはたす編集者の役割)
第4部 発表倫理をどう確立するか(オーサーシップ―著者になるのは誰か
レフェリーシステムを再構築する
不正行為を考える―スキャンダル・アプローチでなく)

出版社
商品紹介

最近の科学者の不正事件の背景にある諸問題を考察し、周辺要因を解説。不正の発生防止の具体策、発表倫理の今後の展望を提言する。

著者紹介

山崎 茂明 (ヤマザキ シゲアキ)  
1947年東京生まれ。早稲田大学第一文学部(社会学)卒業。慶應義塾大学大学院図書館・情報学専攻博士課程満期退学。図書館情報学博士(愛知淑徳大学)。愛知淑徳大学文学部教授。専門は、科学情報メディア論と科学コミュニケーション(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)