• 本

その数学が戦略を決める

出版社名 文藝春秋
出版年月 2007年11月
ISBNコード 978-4-16-369770-3
4-16-369770-5
税込価格 1,885円
頁数・縦 340P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 標準偏差や分散といった学生時代にかじった統計学

    標準偏差や分散といった学生時代にかじった統計学を利用して

    ビジネスに生かしましょうといった本です。目からウロコが落ちました。

    世間的には血液型の本やハリーポッターが今年は売れましたが、

    個人的には是非皆さんに読んでもらいたい本 of 2008のNo1です。

    実際に代入したわけではないんですが、この本の序盤で紹介されている

    ワインの価値がわかる方程式等、テラバイトのこのご時勢いやはや。

    (2009年1月25日)

商品内容

要旨

ふたつの集合の、一見まったく違う要素の相関関係を計算していくことで、直感ではわからなかった意外な事実が浮上してくる。クレジットカードの返済の遅れの回数と、そのひとが車で事故を起こす確率。買い物履歴と離婚率。ぶどうを収穫した年の降雨量と、そのワインがビンテージとなって出荷された時の値段。技術革新が兆単位(テラバイト)のデータの集積を容易にしたいま、「絶対計算」はありとあらゆる事象の計算をしようとしている。最新医学データの集積による治療法の提示、性犯罪者の保釈を認めるべきか否か?どの政策がもっとも有効か?そうした時代に専門家の役割はどうかわるのか?個人の自己防衛の方法は?技術革新が生んだ新しい波「絶対計算」を知らずして、今を語るなかれ。

目次

絶対計算者たちの台頭
第1章 あなたに変わって考えてくれるのは?
第2章 コイン投げで独自データを作ろう
第3章 確率に頼る政府
第4章 医師は「根拠に基づく医療」にどう対応すべきか
第5章 専門家vs.絶対計算
第6章 なぜいま絶対計算の波が起こっているのか?
第7章 それってこわくない?
第8章 直感と専門性の未来

出版社
商品紹介

未来のワインの値段を決め、症状から病気を予測し、最適の結婚相手まで決める「絶対計算」とは。1兆のデータが生む新世界秩序。

おすすめコメント

未来のワインの値段を決め、症状から病気を予測し、最適の結婚相手まで決める「絶対計算」とは? 一兆のデータが生む新世界秩序。一見まったく違う要素の相関関係を計算していくことで、直感ではわからなかった意外な事実が浮上してきます。クレジットカード返済率と、そのひとが車で事故を起こす確率。買い物履歴と離婚率。ぶどうを収穫した年の降雨量と、そのワインが出荷された時の値段。技術革新が兆単位(テラバイト)のデータの集積を容易にした今、「絶対計算」は、医者、政治家、評論家などの専門家をおしのけて問題を解決していっています。著者は、自ら「絶対計算」を駆使して政府の政策の有効性などを調査しているエール大学の教授。文系にもわかる「知的大興奮の書」登場です。

著者紹介

エアーズ,イアン (エアーズ,イアン)   Ayres,Ian
エール大学教授。経営学部と法学部の両方に籍を持つ。データ分析によって問題解決の道筋をつける「絶対計算家」として名高い
山形 浩生 (ヤマガタ ヒロオ)  
1964年東京生まれ。東京大学工学系研究科都市工学科修士課程修了。マサチューセッツ工科大学不動産センター修士課程修了。大手調査会社に勤務のかたわら、広範な分野での翻訳と執筆活動を行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)