
ナラタージュ
角川文庫 し36−1
出版社名 | 角川書店 |
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出版年月 | 2008年2月 |
ISBNコード |
978-4-04-388501-5
(4-04-388501-6) |
税込価格 | 660円 |
頁数・縦 | 411P 15cm |
書店レビュー
総合おすすめ度:
全2件
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もっといろんな人に知ってもらいたい作家さん
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おすすめ度
- 金沢ビーンズ (石川県金沢市)
綿矢りさ、金原ひとみと同学年である彼女の知名度は前述2人より思ったより低い…だがそのことは、さして問題はない。あるとすればこの「ナラタージュ」を知らずにいる人が多いということだろう。非常にもったいない。高校のときの先生とのプラトニックな恋という少女漫画のようなテーマだが彼女にかかるとこんなにも素晴らしい恋愛小説になる。私の心の中の純愛文学ベストテン第一位であり続けるだろう作品。(高)
(2009年6月11日)
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おすすめ度
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素直に感情移入できて、不覚に目頭が熱くなる。
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おすすめ度
- けやき書房 (大阪府堺市中区)
リトルバイリトルで19歳の芥川賞候補になった島本理生、当時は話題先行の感もあったが、明らかに面白くなっている。併せて読むと高校生から大学生への若い女性の変貌が良く分かる。高校時代からの先生との恋というありきたりのテーマであるが、素直に感情移入できて、不覚に目頭が熱くなる。
(2008年2月21日)
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商品内容
要旨 |
お願いだから私を壊して、帰れないところまで連れていって見捨てて、あなたにはそうする義務がある―大学二年の春、母校の演劇部顧問で、思いを寄せていた葉山先生から電話がかかってきた。泉はときめきと同時に、卒業前のある出来事を思い出す。後輩たちの舞台に客演を頼まれた彼女は、先生への思いを再認識する。そして彼の中にも、消せない炎がまぎれもなくあることを知った泉は―。早熟の天才少女小説家、若き日の絶唱ともいえる恋愛文学。 |
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おすすめコメント
お願いだから、私を壊して−−ずっと想い続けていたひとと交わした熱い瞳、もう、この恋から逃れることはできない−−早熟の天才、少女時代の最後を傾けつくした、絶唱というべき恋愛文学。