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病室のシャボン玉ホリデー ハナ肇、最期の29日間

出版社名 文藝春秋
出版年月 2008年2月
ISBNコード 978-4-16-369930-1
4-16-369930-9
税込価格 1,885円
頁数・縦 350P 20cm

商品内容

要旨

ザ・ピーナッツ、布施明らが病室で演じる「シャボン玉」のコント。そして「スターダスト」のメロディーが優しく流れ出す…。1993年8月13日〜9月10日。ハナ肇、肝臓癌との壮絶な闘いの記録。

目次

第1章 おやじの我侭(杏林大学病院
看病スタート
静脈瘤破裂
三パーセントの確率
トイレに行かせろ
テレビが見たい
黄疸症状
冷たい水
スプーン一杯のお粥)
第2章 スターダスト(ハンサム先生
おやじとジャンボ
吐血
勇気
筆談
病室のシャボン玉ホリデー
菩薩のまなざし
谷啓とクリームパン
蒸しタオルの体拭き)
第3章 肉体と魂(死んでたまるか!
ミッドナイト・コンサート
サヨナラ・セレモニー
野性の叫び
奥さんへの言葉
ハゲタカ
嵐の前
異変
最後の朝
別れ
光)

出版社
商品紹介

肝臓ガンで亡くなった俳優・コメディアンのハナ肇。元・付き人で闘病生活にずっとつきそった筆者が、激しくも哀しい最期を克明につづる。

おすすめコメント

肝臓ガンで亡くなった俳優・コメディアンのハナ肇。元・付き人で闘病生活にずっとつきそった筆者が、激しくも哀しい最期を克明に綴る。ハナ肇さんが肝臓ガンで斃れたのは1993年9月。本書は、その壮絶な記録です。「鼻に入っているチューブを抜け」等々、病院でも大物ぶりを発揮する、わがままなハナさん。見舞い客はザ・ピーナッツ、クレージーキャッツのメンバーといった芸能界の面々。その中の一人、布施明が提案します。「これだけのメンツがいるんだから『シャボン玉ホリデー』をしようよ」。かくして「スターダスト」を静かに歌いだす、ザ・ピーナッツ。一人の大物芸能人の死と、周囲の温かい目が交錯する、面白くも悲しいストーリーです。

著者紹介

なべ おさみ (ナベ オサミ)  
1939年東京生まれ。明治大学3年のときに水原弘の付き人になる。さらに勝新太郎、ハナ肇の付き人を経て、64年「ジャボン玉ホリデー」でデビュー。以後、数多くのテレビ、映画、舞台に出演。79年から91年まで日本テレビ系の朝のワイドショー「ルックルックこんにちは」の中の一コーナー「ドキュメント女ののど自慢」の司会を務め人気を博するが、いわゆる「明治大学裏口入学事件」により降板(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)