書店レビュー 総合おすすめ度: 全2件
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- らくだ書店本店 (愛知県名古屋市千種区)
名画にかくされたエピソードを知ると、あの有名な絵画も「すてきな作品」だけではないことに気づかされます。こんな絵の見方もあるんだと興味深々で読んだ怖い絵」の第2段。絵の時代背景なども交えて、なぜこの絵になったのか。今回も本物の恐怖が味わえる名画20作品を鑑賞してください。
(2014年3月12日)
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絵の細部に隠された真実
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- (有)フジヤ書店 (北海道網走市)
中野京子氏が贈る“怖い絵”の第2弾。今回も、ピカソ・ルーベンス・ミレーなど、様々な画家の絵を紹介。レンブラントの作品は、遺体に対するヨーロッパ人の考え方を教えてくれるし、ルーベンスの絵は、さりげなく画面にちりばめられたアトリビュートにより、ストーリーが見事に見えてくる。ミレーの絵に対するダリの固執、ブリューゲルの絵に隠されたエピソードなど、どれも秘話がいっぱいだ。何も知らずに絵画に向かうのももちろんよいが、絵が物語る深部に目を向け、美しさの裏にある恐ろしさを知るのもまた、楽しいのではないだろうか。よく知っているはずの絵が、今までと違って見えてくるのも面白い。
(2009年3月20日)
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商品内容
要旨 |
なぞめいて扇情的な『浴槽の美女』…彼女の死後に描かれたとしたら?のどかな神々の美人コンテスト『パリスの審判』…欲情と見栄が生んだ悲劇とは?女性を見つめるピカソの眼…どうしてこんなに怖いのか?本物の恐怖が味わえる名画20。 |
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目次 |
レンブラント『テュルプ博士の解剖学実習』 |
おすすめコメント
名画にまつわる血も凍る秘話の数々「もっと知りたい」に応え第二弾!歴史の裏を知り尽くした著者が、西洋名画に秘められた恐るべき怨念・冷酷・非情をとき明かす、知的でスリリングな美術エッセイ、大好評につき第二弾が発売になりました。まだまだあった、ますます鮮やかな名画の謎解き、今回は、・フォンテーヌブロー派の逸名画家『ガブリエル・デストレとその妹』……なぞめいて扇情的な「浴槽の美女」、彼女の死後に描かれたとしたら?・ルーベンス『パリスの審判』……のどかな神々の美人コンテスト、欲情と見栄が生んだ悲劇とは?・ピカソ『泣く女』……女性を見つめるピカソの眼、どうしてこんなに怖いのか?他、ベラスケス『ラス・メニーナス』、エッシャー『相対性』など、20作品(豪華カラー図版掲載)。本書を読めば、絵画をみるさいの巾(はば)が拡がります。