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家庭のような病院を 人生の最終章をあったかい空間で

出版社名 文藝春秋
出版年月 2008年4月
ISBNコード 978-4-16-370120-2
4-16-370120-6
税込価格 1,540円
頁数・縦 237P 19cm

商品内容

要旨

富山県の一隅・砺波市に全く新しい高齢者医療住居が誕生する。在宅でも、病院でもない。家族とゆっくりそのときを迎える空間、ナラティブホーム。そこでは、家族とスタッフと医師が一緒になって、患者の元気なときからの生活史を作成します。ナラティブアルバムと呼ばれる生活史を作ると、スタッフも患者を一人の人格として扱うようになりました。カルテには、高齢者のつぶやきを細大漏らさず記録し、ナラティブシートとして家族に読んでもらいます。第三者にはまったく無意味なつぶやきも、遺族にとってはとても意味のあるものなのです。そして、医師は患者の葬儀にも参列して、経過の報告をします。医師が葬儀に出席する理想の終末期病院の物語。

目次

第1部 ナラティブ―患者と語り合う医療(人は人生の中でいろいろな別れを経験する
ナラティブ
人には尊厳をもって接しなさい?)
第2部 やさしさの仕掛け(やさしさは本能ではない
ナラティブアルバム
ナラティブシート
新しい病衣―スッポりん
食事がとれない患者さんの食事
人が安心して死ねる住まい―ナラティブホーム)
第3部 終末期の中に見えてくるもの(患者を関係性の中でとらえる
語れない人のナラティブ
死生観)
第4部 死を生の延長としてとらえる医療(医療の中の看取り
文化としての看取り
通夜と主治医と死の文化)

出版社
商品紹介

患者との会話を記録し、葬儀の時に、アルバムとともに遺族に贈呈する病院がある。医師が葬儀に出席する理想の終末期病院の物語。

おすすめコメント

患者との会話を記録し、葬儀の時に、アルバムとともに遺族に贈呈する病院がある。医師が葬儀に出席する理想の終末期病院の物語。

著者紹介

佐藤 伸彦 (サトウ ノブヒコ)  
昭和33年東京生まれ。国立富山大学薬学部卒業後、同大学、医学部卒業。平成2年同大学和漢診療学教室の研修医を皮切りに、成田赤十字病院、飯塚病院神経内科などを経て、礪波サンシャイン病院で副院長として、高齢者医療にかかわる。ナラティブホーム構想の提唱者として、礪波市などの支援のもと、現在、まったく新しい高齢者医療のシステムを計画中。現在は市立礪波総合病院地域診療部所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)