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脳内汚染

文春文庫 お46−1

出版社名 文藝春秋
出版年月 2008年6月
ISBNコード 978-4-16-771788-9
4-16-771788-3
税込価格 628円
頁数・縦 360P 16cm

商品内容

要旨

攻撃的なゲームやインターネットに溺れる子どもたちは、仮想と現実の区別がつかなくなり、麻薬と同様の中毒症状を呈し、脳の前頭前野の発達を妨げられる―医療少年院の勤務医として、若者たちの危機的状況と日々向かい合っている著者が世に問う警告の書。子どもたちの笑顔を取り戻すためにできることは何か。

目次

今、すべての人を襲う危機
頻発するゲーム型犯罪と損なわれる現実感
書き換えられる禁止プログラム
高まる攻撃性と暴力への礼賛
メディアが心のスキーマを変える
子ども部屋に侵入した麻薬
十代で燃え尽きる脳と無気力な若者たち
中毒になりやすいタイプと危険因子
発達障害の子を直撃する影響
損なわれる心の発達と幼くなる現代人
サイコパス化する脳
模倣する脳と蒔かれた悪の種
脳に仕掛けられた時限爆弾
脳の中で起きる「公害」
脳内汚染は回復できるか
子どもたちの笑顔を取り戻すために

おすすめコメント

仮想と現実の区別がつかず、麻薬と同様の中毒症状を呈し、脳の前頭前野の発達を妨げられる──。医療少年院勤務医による警告の書。攻撃的なゲームやインターネットに溺れる子どもたちは、仮想と現実の区別がつかなくなり、麻薬と同様の中毒症状を呈し、脳の前頭前野の発達を妨げられる──医療少年院の勤務医として、若者たちの危機的状況と日々向かい合っている著者が世に問う警告の書。子どもたちの笑顔を取り戻すためにできることは何か。 解説・齋藤孝

著者紹介

岡田 尊司 (オカダ タカシ)  
1960年香川県生まれ。精神科医。医学博士。東京大学哲学科中退、京都大学医学部卒業。同大学院の高次脳科学講座神経生物学教室、脳病態生理学講座精神医学教室にて研究に従事する。現在、京都医療少年院に勤務。精神臨床の最前線で、若者の精神的な危機と向かい合っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)