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中世の村のかたちと暮らし

角川選書 425

出版社名 角川学芸出版
出版年月 2008年6月
ISBNコード 978-4-04-703425-9
4-04-703425-8
税込価格 1,760円
頁数・縦 260P 19cm

商品内容

要旨

国家の権力が強力かつ中央集権的であった古代や近世に較べて、地方分権的であった中世は、村のかたちや生活も自立的で多様であった。中世の村は、どんな社会システムのもとに営まれていたのか、そしてどのように近世の村へと移行したのか。従来の研究ではとらえられなかった中世の庶民生活と村の実態を、地形・景観・暮らしをキーワードとして、考古学や環境史も視野に入れつつ立体的に復原。近世への歴史展開を明らかにする。

目次

第1章 さまざまな生業(水田と畠地
さまざまな耕地
さまざまな生産活動)
第2章 さまざまな村のかたち(中世の村落景観
山麓と乾田低地の村々
台地部の村々
低台地の村々
低湿地の村々
山海の村々
村落景観の展開)
第3章 暮らしの諸相(衣料と衣服
共食と米志向
集落と住居)
第4章 村の労働と哀楽(村の負担と定め
自然の脅威と飢饉
信仰と楽しみ)
おわりに 近世の村へ

出版社
商品紹介

地形・景観・暮らしをキーワードに考古学・環境史・民俗学も視野に入れ中世の社会を復原。近世社会への移行を庶民生活から描く。

おすすめコメント

古代から近世へ、近代日本の原型を形づくった中世の村の実態を解明する。中世の村ではどんな生活が営まれていたか。地形・景観・暮らしをキーワードに、考古学・環境史・民俗学も視野に入れながら、中世の社会を立体的に復原。古代から近世社会への移行を、中世の庶民生活から描き出す。

著者紹介

原田 信男 (ハラダ ノブヲ)  
1949年生まれ。国士舘大学21世紀アジア学部教授。明治大学大学院博士後期課程退学、博士(史学)。著書に、『江戸の料理史』(中公新書、サントリー学芸賞受賞)、『歴史のなかの米と肉』(平凡社選書、小泉八雲賞受賞)など多数。村落史と食生活史を軸に、日本人の生活文化史を構想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)