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歴史と責任 「慰安婦」問題と一九九〇年代

出版社名 青弓社
出版年月 2008年6月
ISBNコード 978-4-7872-3286-1
4-7872-3286-X
税込価格 3,080円
頁数・縦 422P 21cm

商品内容

要旨

冷戦が終結し、日本軍「慰安婦」問題が鋭く問われた一九九〇年代、それは世界中で迫害と暴力の歴史が見直され、その責任が問われだした時代だった。この時代を総括し、正義と真実の立場から新たな和解への道を切り開く行動提起の書。

目次

序章 日本軍「慰安婦」問題と歴史への責任―本書の認識と課題(日本軍「慰安婦」問題と歴史への責任―本書の認識と課題)
第1章 「慰安婦」問題と日本の過去克服―問われた課題(「慰安婦」被害者の「尊厳の回復」とは何か?―女性国際戦犯法廷が求めた正義と「国民基金」
国民基金と被害者の声 ほか)
第2章 世界の過去克服への取り組みから(韓国現代史と過去清算の展開
台湾における未完の脱植民地化 ほか)
第3章 何がなお問われているのか(脱冷戦と植民地支配責任の追及―続・植民地支配責任を定立するために
帰国事業と日本の戦後責任 ほか)

著者紹介

金 富子 (キム プジャ)  
1958年生まれ。ハンシン大学校(韓国)教員。専攻はジェンダー史・ジェンダー論、植民地教育史、韓国文化論。著書に『植民地期朝鮮の教育とジェンダー』(世織書房、第一回女性史学賞受賞)など
中野 敏男 (ナカノ トシオ)  
1950年生まれ。東京外国語大学教員。専攻は社会理論、社会思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)