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いつも香港を見つめて 往復書簡

出版社名 岩波書店
出版年月 2008年6月
ISBNコード 978-4-00-022165-8
4-00-022165-5
税込価格 2,640円
頁数・縦 253P 20cm

商品内容

要旨

「返還」十年、香港はどう変わったか。バブル崩壊後十五年、東京はどこへむかったか。街角の飲食から映画、文学まで、アジアの二大都市の現在と未来を、香港文学の第一人者と日本の比較文学学者が論じあう。記憶と旅立ちが鏡のように向かい合う、書簡による新しい批評の試み。

目次

女王陛下とブルース・リー
変わりゆく日本イメージ
母語と料理
香港の食べ物
島とフェリーボート
盛り場の再開発
旺角と新宿を比較する
アジア文学のために
エズラ・パウンド計画
夕陽と詩歌の外
皇帝と国家に抗して
新しい眼鏡を買う
食べ物の言葉
往復書簡を終えて

出版社
商品紹介

香港と東京の生活空間から表象空間までを素材として、21世紀アジアの新しい世界像を論じる往復書簡。

著者紹介

四方田 犬彦 (ヨモタ イヌヒコ)  
1953年生まれ。東京大学で宗教学を、同大学院で比較文学を学ぶ。ソウルの建国大学をはじめ、ボローニャ大学、コロンビア大学などで客員研究員・客員教授を務め、現在は明治学院大学教授として映画史を講じている。映画、文学、都市論、料理、漫画、音楽と、幅広い領域で批評と研究活動を行う。『映画史への招待』(岩波書店)でサントリー学芸賞を、『日本のマラーノ文学』『翻訳と雑神』(ともに人文書院)で桑原武夫学芸賞を受賞した
也斯 (イェース)  
1949年生まれ。本名梁秉鈞。十代から詩作をはじめ、香港バプティスト大学を卒業後、ジャーナリストとして活動。詩のほかに小説、評論、翻訳などの著述活動に入る。カリフォルニア大学で博士号を取得(比較文学)。現在は小説家、批評家、詩人、写真家として活動する一方、嶺南大学教授として比較文学、創作講座を講じている
池上 貞子 (イケガミ サダコ)  
1947年生まれ。現在、跡見学園女子大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)