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決断の標

学研M文庫 わ−3−5 さむらいの門

出版社名 Gakken
出版年月 2008年8月
ISBNコード 978-4-05-900541-4
4-05-900541-X
税込価格 681円
頁数・縦 276P 15cm

商品内容

要旨

下級藩士の次男として生まれながら、家老の佐伯家に婿入りすることになった浦辺玄太は、婚礼後、周囲の思惑をよそに新妻・ぬいを伴い、藩境の深山にある番所へ赴任する。下界の喧騒から逃れ、しばらくはぬいと二人きりの暮らしを楽しむ玄太だったが、時勢はそれを許さなかった。藩主側近で知人でもある古林与一郎から、江戸藩邸に巣食う「諸悪」を一掃すべく、直接助力を頼まれて…。

おすすめコメント

前巻のあらすじ=岩見藩の浦辺玄太は、佐伯家老から江戸へ逐電した藩士・日下佐市を連れ戻すよう命ぜられる。さっそく江戸へ向かう玄太だが、幼なじみの佐市の出奔には、藩の名門・神崎家が主導する治水工事にからんだ「不正」が不気味な影を落としていた。

著者紹介

渡辺 毅 (ワタナベ タケシ)  
1934年、樺太生まれ。1990年、『小さな墓の物語』で第一回東北・北海道文学賞受賞。その後文学同人「文芸東北」に加わり、執筆活動に取りくむ。1996年、『ぼくたちの日露戦争』(邑書林刊)で第十二回坪田譲治文学賞、2002年、『アプトルヤンペ』で第八回歴史群像大賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)