• 本

さがしもの

新潮文庫 か−38−4

出版社名 新潮社
出版年月 2008年11月
ISBNコード 978-4-10-105824-5
4-10-105824-5
税込価格 539円
頁数・縦 236P 16cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全3件

  • 「本」にまつわるエピソードの短編集です!

    どの短編に出てくる主人公も、「本」をこよなく愛する人々。ゆくゆくは書店員になるある主人公、お問い合わせ専任担当者となり、そのお店では「ブックコンシェルジェ」と呼ばれるそうです・・・。ちょっと素敵なひびきです。

    (2013年10月29日)

  • 角田光代の世界を満喫できます

    この短編集には、ラジオの朗読で耳にした作品が収録されていました。
    そして「もっと深く読みたい病」の虫に取れつかれてしまいました。
    角田さんは、普通のよく見かける暮らしから突然想定できない展開へと読者を引き込みます。ベットサイドに置いて読みつないでいくのにもお薦めの一冊です。(ひ)

    (2011年11月7日)

  • 本にまつわる9つの物語。一番心に残ったのは表題作「さがしもの」。病床の祖母に頼まれた本を探しまわる少女の日々を描いている。彼女が後に書店員になるからかもしれない。書店にいると題名も著者も出版社もわからない、こんな内容なんだけど…とあらすじを言われたり、雑誌や新聞に紹介されてた本としか分からなかったり、題名とかがビミョーに間違ってたりとかする場合がある。その僅かな情報の中から正解を見つけ出してお渡し出来たときのお客様の笑顔を見ると私も嬉しくなる。こういうことがあるから本に携わる仕事を辞めれないのだろう…
    他の話も「それはありえないだろうー」とツッコミを入れつつも心のどこかであったらいいなと思うロマンチックなものや読み返すことによって以前は分からなかった本の魅力に気付く箇所など、どの話も印象深い。(高)

    (2009年7月25日)

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商品内容

要旨

「その本を見つけてくれなけりゃ、死ぬに死ねないよ」、病床のおばあちゃんに頼まれた一冊を求め奔走した少女の日を描く「さがしもの」。初めて売った古本と思わぬ再会を果たす「旅する本」。持ち主不明の詩集に挟まれた別れの言葉「手紙」など九つの本の物語。無限に広がる書物の宇宙で偶然出会ったことばの魔法はあなたの人生も動かし始める。

おすすめコメント

「おばあちゃん、幽霊になってもこれが読みたかったの?」運命を変え、世界につながる小さな魔法「本」への愛にあふれた短編集。

著者紹介

角田 光代 (カクタ ミツヨ)  
1967(昭和42)年神奈川生れ。魚座。早稲田大学第一文学部卒業。’90(平成2)年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。’96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、2003年『空中庭園』で婦人公論文芸賞、’05年『対岸の彼女』で直木賞、’06年「ロック母」で川端康成文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)