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ひとつとなりの山

光文社新書 373

出版社名 光文社
出版年月 2008年10月
ISBNコード 978-4-334-03476-4
4-334-03476-4
税込価格 880円
頁数・縦 269P 18cm

商品内容

要旨

山好きで知られる池内紀が、のんびりと出かけたひとり登山の二〇の山々。ひと味もふた味もちがう山の味わい方。

目次

幻の魚―大雪山(北海道)
キリストの里―戸来岳(青森県)
別天地通信―乳頭山(秋田県)
同行二人―早池峰山(岩手県)
蔵王堂の杖―日本国(山形県・新潟県)
天狗のお土産―那須三山(栃木県)
体力測定―温泉岳(栃木県)
越後の旦那さま―八海山(新潟県)
岩峰天ヲ突ク―男体山(茨城県)
駿河姫の里―立処山(群馬県)
月もろともに―八丈富士(東京都)
にわか修験者―独鈷山(長野県)
山眠る―秩父御岳山(埼玉県)
中高年パラダイス―籠ノ登山・水ノ塔山(長野県・群馬県)
凡夫と聖人―七面山(山梨県)
山で一泊 麓で二泊―燕岳(長野県)
雲上ホテル―蝶ヶ岳(長野県)
罪障消滅―雪彦山(兵庫県)
黄金の山―剣山(徳島県)
海の門―開聞岳(鹿児島県)

おすすめコメント

「ひとつとなりがいい。人気のある山、よく知られた山のひとつとなり。 『日本百名山』などに入っていないお山。 人があまり訪れない。週日だと、めったにこない。だから山も山道も静 かである。」 「山高きが故に尊からず、足速きが故にエライのではない。途中のどこか を自分の山頂にして、そこで切り上げてもいいのである。」 (「はじめに」より抜粋) 山好きで知られる池内紀が、のんびりと出かけたひとり登山の二〇の山々。 ひと味もふた味もちがう山の味わい方。

著者紹介

池内 紀 (イケウチ オサム)  
1940年兵庫県姫路市生まれ。ドイツ文学者、エッセイスト。’66〜’96年神戸大、都立大、東大でドイツ語、ドイツ文学の教師。その後は文筆業。主な著書に『諷刺の文学』(白水社、亀井勝一郎賞)、『海山のあいだ』(マガジンハウス・角川文庫、講談社エッセイ賞)、『ゲーテさんこんばんは』(集英社、桑原武夫学芸賞)など。主な訳書は、ゲーテ『ファウスト』(集英社、毎日出版文化賞)、『カフカ小説全集』(全6巻、白水社、日本翻訳文化賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)