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破天 インド仏教徒の頂点に立つ日本人

光文社新書 374

出版社名 光文社
出版年月 2008年10月
ISBNコード 978-4-334-03477-1
4-334-03477-2
税込価格 1,540円
頁数・縦 597P 18cm

商品内容

要旨

佐々井秀嶺―約四〇年間、一度も日本に帰国せず、灼熱の大地・インドで不可触民解放と仏教振興運動に命を捧げる僧侶がいる。今日、佐々井は全インドにちらばる仏教徒のみならず、その名を全インドに広く知られ、“不可触民解放の父・アンベードカル”の遺志を継ぐ大指導者として、ラジヴ・ガンディー以後、歴代大統領、首相たちで知らぬ者のない“荒法師”である。異国に生き、その他の何百万、何千万という民衆にかくも慕われ、その魂に溶け入った日本人がかつて存在しただろうか?女に悩み、“人間失格者”と自らに烙印を押してきた、悩み尽きない数奇にして波瀾万丈の彼の人生は、日本の民衆とインドの民衆が織りなす壮大なドラマである。

目次

第1部 人間失格、そして出家(生い立ち
再び故郷へ
出家)
第2部 インドへ(汝速やかに南天竜宮城へ行け
インド仏教徒の中へ
さらに民衆の懐深く
国外追放の危機)
第3部 永遠の求道(大菩提寺奪還闘争
不屈の前進
無期限闘争宣言
秀嶺を取り巻く群像)

著者紹介

山際 素男 (ヤマギワ モトオ)  
1929年三重県生まれ。法政大学国文科卒業。インド国立パトナ大学、ビスババラティ大学に留学。’98年、古代インドの大叙事詩『マハーバーラタ』の翻訳で第34回日本翻訳出版文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)