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雷神帖

エッセー集成 2

出版社名 みすず書房
出版年月 2008年11月
ISBNコード 978-4-622-07372-7
4-622-07372-2
税込価格 2,750円
頁数・縦 239P 20cm

商品内容

要旨

文字の持つ呪術性の回復、サン=テグジュペリ像の変化、映画と本と田舎暮らしなど、本をめぐる今日的な省察からジョイスの『ユリシーズ』、フォークナーの時間と語りの問題や『野生の思考』と物語の擁護、岡本太郎の異文化に向かう姿勢への批判まで。たんに文学の領域にとどまらず、広く現在の文化や政治にかかわる問題にまで踏み込んだエッセー集。

目次

これくらい重い内容は本にするしかない
文字の呪術性を回復する
クレオールと物語の生成
三年後の「からっぽの洞窟」
サン=テグジュペリ像の変化
映画と本と田舎暮らし
ABC書店のために
炎の中に消えた本について
世界に一冊だけの本
フォークナーの時間と語り〔ほか〕

出版社
商品紹介

文字の持つ呪術性、映画と本と田舎暮らし、岡本太郎批判、『野生の思考』と物語の擁護まで、『風神帖』と対をなす出色のエッセー集。

著者紹介

池澤 夏樹 (イケザワ ナツキ)  
1945年北海道帯広市に生れる。埼玉大学理工学部中退。75年から3年間ギリシャに暮らし、以後沖縄に居を移し、現在はフランスに住む。1987年「スティル・ライフ」で中央公論新人賞と芥川賞、『マシアス・ギリの失脚』で谷崎潤一郎賞、ほかにも受賞作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)