• 本

日米の医療 制度と倫理

出版社名 大阪大学出版会
出版年月 2008年11月
ISBNコード 978-4-87259-261-0
4-87259-261-1
税込価格 2,640円
頁数・縦 263P 21cm

商品内容

要旨

遺伝子治療、臓器移植、HIV自宅検査などをめぐって医療現場では何が起きているのか?共通点と相違点が交錯する日米の医療に「制度」と「倫理」という二つの切り口で新進気鋭の研究者がメスを入れる。

目次

第1部 医療と制度(日米医療制度の現状
アメリカの民間医療保険制度の起源―国家、医師会、第二次世界大戦
1950年「社会保障制度に関する勧告」の再検討
福祉国家に関する意識の日米比較
政府・企業・個人)
第2部 医療と倫理(医師の視点からみた研究倫理―金沢大学附属病院無断臨床試験訴訟を事例として
遺伝子医療時代における倫理規範と法政策―生命倫理学と法学の知的連携にむけて
出生前診断の倫理問題―遺伝子、胎児の資産分析の試み
「脱医療化」する予測的な遺伝学的検査への日米の対応―遺伝病から栄養遺伝学的検査まで
HIV自宅検査をめぐる倫理学的位置考察
社会的構成概念としての脳死―合理的な臓器移植大国アメリカにおける脳死の今日的理解)

出版社・メーカーコメント

医療保険制度、医学と治療、遺伝子研究なども含めた広義の意味での医療において、日米両国間には共通点と相違点が交錯している。;;本書では、その日米両国の医療分野における歴史的展開と現状を、「制度」と「倫理」という二つの切り口から分析する。

著者紹介

杉田 米行 (スギタ ヨネユキ)  
大阪生まれ。ウィスコンシン大学マディソン校大学院、Ph.D.(アメリカ史)1999年。大阪大学言語文化研究科准教授。専攻はアメリカ現代史、日米医療保険制度(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)