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小児がん チーム医療とトータル・ケア

中公新書 1973

出版社名 中央公論新社
出版年月 2008年11月
ISBNコード 978-4-12-101973-8
4-12-101973-3
税込価格 836円
頁数・縦 208P 18cm

商品内容

要旨

小児がんは医学の進歩によって七〇〜八〇パーセントの症例で治癒が見込めるようになった。しかし、三歳以上の子どもの死亡原因のなかでは、事故に次ぐ第二位の座をいまだに占めている。小児がんは大人のがんとどこが違うのか。どういった種類があるのか。そして、小児がんになった子どもに対して、まわりの大人はどのようにサポートすべきだろうか。症例コラムを交え、緩和ケアや家族への対応についても考察する。

目次

第1章 小児がんとはどのような病気か(疫学について―基礎編1
病因・遺伝について―基礎編2
染色体と遺伝子―基礎編3)
第2章 小児がんの種類と特徴(白血病
悪性リンパ腫
脳腫瘍
神経芽腫
臓器の腫瘍
骨腫瘍
その他の腫瘍
類縁疾患と先天性疾患・二次がん
生存曲線の読み方)
第3章 小児がんの診断と治療法(小児期悪性腫瘍の疫学
診断とアセスメント
造血幹細胞移植
化学療法
放射線療法
外科療法
検査値の読み方)
第4章 標準治療がうまくいかなくなったらどうするか(実験的治療
代替医療
緩和医療
思春期・若年成人の急性リンパ性白血病の治療について)
第5章 小児がんのトータル・ケア(チーム医療とトータル・ケア
インフォームド・コンセントと緩和医療
家族への対応
治療後のQOL
心理的ならびに社会的なQOL)

著者紹介

細谷 亮太 (ホソヤ リョウタ)  
1948(昭和23)年、山形県生まれ。72年、東北大学医学部卒業後、聖路加国際病院小児科に勤務。77年から80年にかけて、テキサス大学総合がん研究所に勤務し、その後聖路加国際病院に復職、現在、同病院副院長・小児総合医療センター長
真部 淳 (マナベ アツシ)  
1960(昭和35)年、茨城県生まれ。85年、北海道大学医学部卒業後、聖路加国際病院小児科に勤務。ローマ・カトリック大学小児腫瘍科、メンフィスのセント・ジュード小児病院血液腫瘍科、東京大学医科学研究所などを経て、聖路加国際病院小児科医長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)