• 本

糸と痕跡

出版社名 みすず書房
出版年月 2008年11月
ISBNコード 978-4-622-07436-6
4-622-07436-2
税込価格 3,850円
頁数・縦 266P 20cm

商品内容

要旨

真実の歴史を物語ることはいかにして可能か。フィクションと真実のあいだにある、偽って真実であると見せかけている歴史的素材を丹念に解きほぐす全6編。

目次

1‐1 描写と引用
1‐2 パリ、一六四七年―作り話と歴史についてのある対話
2‐1 寛容と交易―アウエルバッハ、ヴォルテールを読む
2‐2 冷厳な真実―歴史家たちへのスタンダールの挑戦
3‐1 細部、大写し、ミクロ分析―ジークフリート・クラカウアーのある本に寄せて
3‐2 ミクロストリア―彼女についてわたしの知っている二、三のこと

著者紹介

ギンズブルグ,カルロ (ギンズブルグ,カルロ)   Ginzburg,Carlo
歴史家。1939年イタリアのトリーノに生まれる。ピサ高等師範学校専修課程修了。長らくボローニャ大学で近世史講座の教授職にあったのち、1988‐2006年カリフォルニア大学ロスアンジェルス校で教える。現在はピサ高等師範学校教授
上村 忠男 (ウエムラ タダオ)  
1941年兵庫県尼崎市に生まれる。東京大学大学院社会学研究科(国際関係論)修士課程修了。東京外国語大学名誉教授。学問論・思想史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)