• 本

ローマ亡き後の地中海世界 上

出版社名 新潮社
出版年月 2008年12月
ISBNコード 978-4-10-309630-6
4-10-309630-6
税込価格 3,240円
頁数・縦 335P 21cm
シリーズ名 ローマ亡き後の地中海世界

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 日本語には、集団を組んで海上を横行し、他の船や沿岸に住む人々を襲っては、物を奪ったり人間を拉致したりする盗賊を表す言葉としては、「海賊」の一語しかない。だが日本の外では昔から、二種類の海賊が存在したのである。単なる犯罪と、大儀名分つきの犯罪が分けて考えられた。

    (2013年9月30日)

商品内容

要旨

「パクス・ロマーナ」が崩れるとはどういうことか。秩序なき地中海を支配したのは「イスラムの海賊」だった。衝撃的な、『ローマ人の物語』のその後。

目次

第1章 内海から境界の海へ(イスラムの台頭
サラセン人 ほか)
間奏曲 ある種の共生(「イスラムの寛容」
イスラム・シチリア ほか)
第2章 「聖戦」と「聖戦」の時代(海賊行つづく
イタリア、起つ ほか)
第3章 二つの、国境なき団体(「救出修道会」
「救出騎士団」)
巻末カラー「サラセンの塔」(リグーリア地方
トスカーナ地方 ほか)

出版社
商品紹介

ローマ帝国が滅んだ後、地中海の国々を襲ったのは、「サラセン人の海賊」だった──。『ローマ人の物語』に続く歴史巨編。

おすすめコメント

地中海を支配したのは、「イスラムの海賊」だった。衝撃的な、『ローマ人の物語』のその後。 476年、西ローマ帝国が滅び、地中海は群雄割拠の時代に入る。「右手に剣、左手にコーラン」と、拉致、略奪を繰り返すサラセン人の海賊たち。その蛮行にキリスト教国は震え上がる。拉致された人々を救出するための修道会や騎士団も生まれ、熾烈な攻防が展開される。『ローマ人の物語』の続編というべき歴史巨編の傑作。

著者紹介

塩野 七生 (シオノ ナナミ)  
1937年7月、東京に生れる。学習院大学文学部哲学科卒業後、63年から68年にかけて、イタリアに遊びつつ学んだ。68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。82年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。83年、菊池寛賞。92年より、ローマ帝国興亡の歴史を描く「ローマ人の物語」にとりくみ、一年に一作のペースで執筆。93年、『ローマ人の物語1』により新潮学芸賞。99年、司馬遼太郎賞。02年、イタリア政府より国家功労勲章を授与される。07年、文化功労者に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)