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虚構の時代の果て

増補

ちくま学芸文庫 オ15−3

出版社名 筑摩書房
出版年月 2009年1月
ISBNコード 978-4-480-09197-0
4-480-09197-1
税込価格 1,320円
頁数・縦 338P 15cm

商品内容

要旨

オウム真理教事件は、当時の社会の断末魔の叫びだった。事件を起こした信者たちは、アニメ番組等の終末論から影響を受け超越的第三者(教祖)の審級に依存する世界観を肥大させ、そして彼らの事件がある時代を終わらせる。著者はその時代を「虚構の時代」と呼び、日本の戦後精神史上、終戦から万博までの「理想の時代」の次に来た時代、と位置づけた。時代の転換点を受け止めつつ、現代を克服する端緒を考察した意欲的論考。文庫化にあたり、オウム事件から始まる現代社会の文脈を解きほぐす論説を増補。

目次

第1章 妄想の相互投射
第2章 理想の時代/虚構の時代
第3章 サリンという身体
第4章 終末という理想
第5章 虚構=現実
終章 ポアの思想を越えて
補論 オウム事件を反復すること

著者紹介

大澤 真幸 (オオサワ マサチ)  
1958年、長野県松本市生まれ。1987年、東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科教授。専門は共生文明学、現代社会学。2007年『ナショナリズムの由来』(講談社)で、毎日出版文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)