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ミュージアムの思想

出版社名 白水社
出版年月 2009年3月
ISBNコード 978-4-560-02719-6
4-560-02719-6
税込価格 3,080円
頁数・縦 278P 20cm
シリーズ名 ミュージアムの思想

商品内容

要旨

近代ヨーロッパで国家が、宗教の代りに見出したのが芸術宗教(芸術崇拝)であり、その「神殿」がミュージアムである。「帝国」理念と「国民」国家。西欧のミュージアムの本質を見ていくために、西欧においてミュージアムの基盤となるコレクションがどのように制度化、社会的な公認価値と公共価値を獲得していったかということから見ていく。

目次

序章 ミュージアムとは何か
第1章 コレクションの制度化(コレクション再考
王権と教権
宮廷コレクションの拡大)
第2章 コレクションと帝国理念(世界のカタログ化
政治の視覚化
ユートピアから科学へ)
第3章 ミュージアムの思想(自然の征服
新しい「神殿」の建設
「芸術」の誕生
保存の思想・排除の思想)
終章 ミュージアムの思想の拡がり

出版社・メーカーコメント

ミュージアムとは西欧近代のみが全世界の一元化を目指す装置であり、思想である。西欧思想の深層を読み解く本格評論。

著者紹介

松宮 秀治 (マツミヤ ヒデハル)  
1941年東京都に生まれ、福島県に育つ。早稲田大学第一文学部(ドイツ文学専攻)卒業。同大学院修士課程・博士課程を経て、立命館大学文学部に職を得て、2006年に同大学定年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)