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海の都の物語 ヴェネツィア共和国の一千年 1

新潮文庫 し−12−32

出版社名 新潮社
出版年月 2009年6月
ISBNコード 978-4-10-118132-5
4-10-118132-2
税込価格 539円
頁数・縦 235P 16cm
シリーズ名 海の都の物語

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 古代ローマ帝国の後継者、ヴェネツィア共和国1000年の興亡記です。海の高速道路と呼ばれる航路を整備し、アドリア海から東地中海を自国の経済圏としたヴェネツィア共和国は、ともすればフィレンツェの影に隠れがちかもしれません。しかし、オリエントとの交易から発展せしめた経済力、神聖ローマ帝国とビザンチン帝国に対しての外交能力等、当時のヨーロッパでこれだけの影響力を備えた都市国家はありませんでした。そして特筆すべきは、この国を支配した人間は一人もいなかったという事実でしょう。本当の共和政体を貫いた稀有な国家だったのです。何故それがアジアでは為し得なかったのか、一読して頂ければお分かりになると思います。

    (2014年4月25日)

商品内容

要旨

ローマ帝国滅亡後、他国の侵略も絶えないイタリア半島にあって、一千年もの長きにわたり、自由と独立を守り続けたヴェネツィア共和国。外交と貿易、そして軍事力を巧みに駆使し、徹底して共同体の利益を追求した稀有なるリアリスト集団はいかにして誕生したのか。ヴェネツィア共和国の壮大な興亡史が今、幕を開ける。「ルネサンス著作集」中の大作、待望の文庫化、全六冊。

目次

第1話 ヴェネツィア誕生(蛮族から逃れて
迎え撃つ
聖マルコ
海の上の都
運河
地盤づくり
広場
井戸
国づくり)
第2話 海へ!(海賊退治
海の高速道路
海との結婚式
交易商品
ヴェネツィアの船
帆船
ガレー船
東方への進出)
第3話 第四次十字軍(エンリコ・ダンドロ
契約
ヴェネツィアへ
コンスタンティノープル
コンスタンティノープル攻城戦
落城
ラテン帝国
ヴェネツィアが得た“リターン”)

おすすめコメント

ローマ帝国滅亡後、他国の侵略も絶えないイタリア半島にあって、一千年もの長きにわたり、自由と独立を守り続けたヴェネツィア共和国。外交と貿易、そして軍事力を巧みに駆使し、徹底して共同体の利益を追求した稀有なるリアリスト集団はいかにして誕生したのか。ヴェネツィア共和国の壮大な興亡史が今、幕を開ける。「ルネサンス著作集」中の大作、待望の文庫化、全六冊。

著者紹介

塩野 七生 (シオノ ナナミ)  
1937年7月7日、東京生れ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。’68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。’82年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。’83年、菊池寛賞。’92年より、ローマ帝国興亡の歴史を描く「ローマ人の物語」にとりくむ(2006年に完結)。’93年、『ローマ人の物語1』により新潮学芸賞。’99年、司馬遼太郎賞。2002年、イタリア政府より国家功労勲章を授与される。’07年、文化功労者に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)