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ミステリーの人間学 英国古典探偵小説を読む

岩波新書 新赤版 1187

出版社名 岩波書店
出版年月 2009年5月
ISBNコード 978-4-00-431187-4
4-00-431187-X
税込価格 1,056円
頁数・縦 232,10P 18cm

商品内容

要旨

読者を謎解きに導く巧みなプロット。犯罪にいたる人間心理への緻密な洞察。一九世紀前半ごろ誕生した探偵小説は、文学に共通する「人間を描く」というテーマに鋭く迫る試みでもある。ディケンズ、コリンズ、ドイル、チェスタトン、クリスティーなどの、代表的な英国ミステリー作品を取り上げ、探偵小説の系譜、作品の魅力などを読み解く。

目次

序章 探偵小説の誕生
第1章 心の闇を探る―チャールズ・ディケンズ
第2章 被害者はこうしてつくられる―ウィルキー・コリンズ
第3章 世界一有名な探偵の登場―アーサー・コナン・ドイル
第4章 トリックと人間性―G.K.チェスタトン
第5章 暴かれるのは誰か―アガサ・クリスティー
終章 英国ミステリーのその後―「人間学」の系譜

著者紹介

廣野 由美子 (ヒロノ ユミコ)  
1958年大阪府に生まれる。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科教授。専攻は英文学、イギリス小説。著書に『十九世紀イギリス小説の技法』(福原賞受賞/英宝社、1996年)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)