傷はぜったい消毒するな 生態系としての皮膚の科学
光文社新書 411
| 出版社名 | 光文社 |
|---|---|
| 出版年月 | 2009年6月 |
| ISBNコード |
978-4-334-03513-6
(4-334-03513-2) |
| 税込価格 | 924円 |
| 頁数・縦 | 301P 18cm |
商品内容
| 要旨 |
ケガをしたら、消毒して乾かす、が世間の常識。しかし著者によれば、消毒は「傷口に熱傷をかけるような行為」だという。傷は消毒せず、乾燥させなければ、痛まず、早く、しかもきれいに治るのである。著者は、今注目の「湿潤治療」を確立した形成外科医である。その治癒効果に驚いた医師らにより、湿潤治療は各地で広まっている。しかし肝心の大学病院などでは相変わらず、傷やヤケドを悪化させ、治りを遅らせ、患者に痛みと後遺症を強いる旧来の治療が行われている。なぜ、医学において生物学や科学の新しい成果は取り入れられないのか。本書では医学界の問題点も鋭く検証。さらに、生物進化の過程をたどりつつ見直した、皮膚という臓器の持つ驚くべき能力について、意欲的な仮説を展開しながら解説する。 |
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| 目次 |
第1章 なぜ「消毒せず、乾かさない」と傷が治るのか |


