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自殺する種子 アグロバイオ企業が食を支配する

平凡社新書 469

出版社名 平凡社
出版年月 2009年6月
ISBNコード 978-4-582-85469-5
4-582-85469-9
税込価格 792円
頁数・縦 204P 18cm

商品内容

要旨

巨大アグロバイオ(農業関連生命工学)企業が、遺伝子工学を駆使した生命特許という手法で種子を独占し、世界の食を支配しつつある。本書は、工業的農業の矛盾を暴きつつ、その構造を徹底解剖する。グローバリズム経済を超えて、「食」と「農」の新たな地平を切りひらく。

目次

はじめに なぜ種子が自殺するのか
第1章 穀物高値の時代がはじまった―変貌する世界の食システム
第2章 鳥インフルエンザは「近代化」がもたらした―近代化畜産と経済グローバリズム
第3章 種子で世界の食を支配する―遺伝子組み換え技術と巨大アグロバイオ企業
第4章 遺伝子特許戦争が激化する―世界企業のバイオテクノロジー戦略
第5章 日本の農業に何が起きているか―破綻しつつある近代化農業
第6章 食の未来を展望する―脱グローバリズム・脱石油の農業へ

著者紹介

安田 節子 (ヤスダ セツコ)  
1990年から2000年まで日本消費者連盟勤務。1996年、市民団体「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」を立ち上げ、2000年まで事務局長。現在、食政策センター「ビジョン21」を主宰。日本有機農業研究会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)