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歌舞伎町・ヤバさの真相

文春新書 705

出版社名 文藝春秋
出版年月 2009年6月
ISBNコード 978-4-16-660705-1
4-16-660705-7
税込価格 847円
頁数・縦 249P 18cm

商品内容

要旨

欲望・エロス・犯罪の都は、いかに生まれ、どこに向かうのか。恐怖の根源をたどり、歓楽の核心・我われの心性に迫る。六百メートル四方の「世界一ヤバい街」の正体とは―。

目次

はじめに 歓楽という恐怖
第1章 ツツジと鉄砲
第2章 恐さの淵源
第3章 娼婦と暴力
第4章 怨念の伝承
第5章 「三国人」と匿名性
第6章 やらずぼったくりの荒廃
第7章 華人マフィアの風待ち港
第8章 言葉なき兇暴
終章 いずこに行くか
あとがき 老いていく街、興る街

おすすめコメント

江戸時代、新宿・歌舞伎町に隣接する百人町は鉄砲百人組が置かれていました。後年、ここで各国ヤクザがしのぎを削り、発砲事件が。血と暴力の伝統は、地霊のなせる業なのでしょうか。ロッテは辛格浩(重光武雄)氏が同地で起業。創業当初は、韓国系のパチンコ店にガムなどを卸し、成長のきっかけをつかみます。今日でも華僑、韓僑が歌舞伎町の3分の1の地所を所有すると言われています。犯罪、エロス、欲望の都は、いかに生まれ、どこに向うか。溝口さんは、怖さの根源をたどり、歓楽の核心に迫ります。

著者紹介

溝口 敦 (ミゾグチ アツシ)  
ノンフィクション作家、ジャーナリスト。1942年、東京・浅草生まれ。川崎高校、早稲田大学政治経済学部卒。出版社、広告代理店勤務を経てフリーに。著書に『食肉の帝王 巨富をつかんだ男 浅田満』(講談社ノンフィクション賞、日本ジャーナリスト会議賞、編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム大賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)