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教育と平等 大衆教育社会はいかに生成したか

中公新書 2006

出版社名 中央公論新社
出版年月 2009年6月
ISBNコード 978-4-12-102006-2
4-12-102006-5
税込価格 924円
頁数・縦 290P 18cm

商品内容

要旨

戦後教育において「平等」はどのように考えられてきたのだろうか。本書が注目するのは、義務教育費の配分と日本的な平等主義のプロセスである。そのきわめて特異な背景には、戦前からの地方財政の逼迫と戦後の人口動態、アメリカから流入した「新教育」思想とが複雑に絡まり合っていた。セーフティネットとしての役割を維持してきたこの「戦後レジーム」がなぜ崩壊しつつあるのか、その原点を探る。

目次

プロローグ 平等神話の解読
第1章 対立の構図と問題の底流
第2章 戦前のトラウマと源流としてのアメリカ
第3章 設計図はいかに描かれたか
第4章 「面の平等」と知られざる革命
第5章 標準化のアンビバレンス
エピローグ 屈折する視線―個人と個性の錯視

著者紹介

苅谷 剛彦 (カリヤ タケヒコ)  
1955年(昭和30年)、東京に生まれる。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了、ノースウェスタン大学大学院博士課程修了、Ph.D.(社会学)。放送教育開発センター助教授、東京大学大学院教育学研究科助教授、同大学院教授を経て、オックスフォード大学教授(2009年9月まで東京大学大学院教授を兼務)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)