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花宵道中

新潮文庫 み−43−1

出版社名 新潮社
出版年月 2009年9月
ISBNコード 978-4-10-128571-9
4-10-128571-3
税込価格 693円
頁数・縦 374P 16cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • デビュー作とは思えない傑作!

    江戸時代の吉原の花魁を主人公とした連作小説。それぞれの作品が、せつなく妖艶で、どきどきしながら読めます。短編ですが後々つながるので、一層物語に入り込めると思います。いかがでしょうか。

    (2013年10月29日)

商品内容

要旨

どんな男に抱かれても、心が疼いたことはない。誰かに惚れる弱さなど、とっくに捨てた筈だった。あの日、あんたに逢うまでは―初めて愛した男の前で客に抱かれる朝霧、思い人を胸に初見世の夜を過ごす茜、弟へ禁忌の恋心を秘める霧里、美貌を持てあまし姉女郎に欲情する緑…儚く残酷な宿命の中で、自分の道に花咲かせ散っていった遊女たち。江戸末期の新吉原を舞台に綴られる、官能純愛絵巻。R‐18文学賞受賞作。

著者紹介

宮木 あや子 (ミヤギ アヤコ)  
1976(昭和51)年、神奈川県生れ。2006(平成18)年『花宵道中』で「女による女のためのR‐18文学賞」大賞と読者賞を同時受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)