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漱石の長襦袢

出版社名 文藝春秋
出版年月 2009年9月
ISBNコード 978-4-16-371750-0
4-16-371750-1
税込価格 1,572円
頁数・縦 254P 20cm

商品内容

要旨

漱石文学館はなぜないのか、ふたりはどんな夫婦だったのか、ハラハラ、ドキドキの事実。孫娘が語る漱石と鏡子、夫婦の肖像。

目次

第1章 ロンドンからの手紙(中根家の四姉妹
ロンドンからの手紙
漱石夫人と猫
父からの便り
「料理の友」)
第2章 漱石の長襦袢(まぼろしの漱石文学館
漱石の長襦袢
家相のよい家
西片町の頃)
第3章 子規の庭(ソーセキ君
子規の庭
送られてきた拾円玉
是公さんのこと
温かな眼差しと筆力
六十年前
九十五段の石段
間に合ったぶどうと桃
芥子餅の思い出
松岡譲文学賞のこと)
第4章 漱石山房の復元(漱石山房の復元
漱石の修善寺
「漱石枕流」の集い
記念講演
『坊っちゃん』は私の子守歌
女は一所懸命
『夏目家の食卓』をめぐって
笑っちゃう話)
第5章 呉の海軍墓地(『星の王子さま』の会
昭和史散歩
呉の海軍基地
羽二重団子と東京初空襲
初めてのエステ
タンクローの個展
歌う受賞者
いい気な爺さんたち
夏目漱石の「猫」の娘 松岡筆子)

出版社
商品紹介

夏目家の猫たち、漱石の長襦袢の秘密、漱石山房移転をめぐる鏡子夫人と高弟たちの対決。ユーモアたっぷりにつづる珠玉のエッセイ集。

おすすめコメント

夏目家に居候するようになった猫は、なぜ鏡子夫人に気に入られたのか。鏡子夫人の実家・中根家は、どんな家だったのか。漱石はどんなお洒落を好んだのか。そして、漱石没後の鏡子夫人と高弟たちの迫力ある対決シーン。筆者の半藤さんは夏目漱石の孫娘。親族しか知りえない、文豪の素顔や知られざるエピソードをユーモアたっぷりに綴ります。漱石ファンでなくとも、極上のエッセイを読む楽しみが味わえます。ちなみに、末利子さんの夫君は、昭和史研究家の半藤一利氏。本書にもちらりと登場します。

著者紹介

半藤 末利子 (ハンドウ マリコ)  
昭和10(1935)年、東京生まれ。上智大学卒。エッセイスト。父は夏目漱石門下の作家松岡譲、母は漱石の長女筆子。夫は昭和史研究家の半藤一利である。昭和19年、父の故郷、新潟県長岡市に疎開。高校卒業まで暮した長岡は第二の故郷となる。六十の手習いで文章を書き始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)