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あたたかい人

出版社名 みすず書房
出版年月 2009年10月
ISBNコード 978-4-622-07498-4
4-622-07498-2
税込価格 3,080円
頁数・縦 282P 20cm

商品内容

要旨

文学者たちの想い出、エスペラントをめぐる交友、しなやかな児童文学論、シベリア抑留体験。時代に抗して、真摯に書き語り続けた精神の軌跡をみわたす作品集。

目次

文学的散歩―プロムナード・リテレル
火筒のひびきが遠ざかったあと
『英語青年』を生き残らせたR.F.閑談
中里介山の色あざやかな赤門
人生の光芒を残した政治家
兵隊服の中野重治
あたたかい人
縁あって魯迅の孫娘を知る
蕭軍の来日を迎えて
こがらしの森
編集者のことば―エロシェンコ全集によせて
エロシェンコと長谷川テル
北京の世界語者たち
世界語百年の歴史をめぐる人々
エロシェンコの刃か
児童文学の王国イギリス
私と児童文学
アグネス・スメドレーの人と作品について
クロポトキンと日本
『極光のかげに』あとがき
俘虜記の頃
シベリアに眠る人々を思う―新しい日ソ関係のために
追想のシベリア―胸に迫る“棄民”の無念
あすのシベリアのために
シベリア抑留問題に尽力した男の人生―白井久也『ドキュメント・シベリア抑留』書評
歴史家の重い責務―『シベリアの日本人捕虜たち』書評

著者紹介

高杉 一郎 (タカスギ イチロウ)  
1908‐2008。伊豆に生まれる。作家、翻訳家、編集者、和光大学名誉教授。1933年、改造社に入社、36年より同社の雑誌『文藝』の編集主任。44年に召集され関東軍に配属、敗戦後は4年間、シベリアに抑留される。49年に復員、翌50年に出版した、シベリア体験を綴った『極光のかげに』がベストセラーとなる。その後、静岡大学教授、常葉女子大学教授を経て、1973年より和光大学人文学部教授
太田 哲男 (オオタ テツオ)  
1949年、静岡県に生まれる。東京教育大学大学院博士課程(倫理学専攻)中退。桜美林大学教授(日本思想史)。博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)