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冤罪はいつまで続くのか

出版社名 花伝社
出版年月 2009年10月
ISBNコード 978-4-7634-0557-9
4-7634-0557-8
税込価格 1,870円
頁数・縦 199P 21cm

商品内容

要旨

冤罪が作り出される構造を多角的視点から徹底検証。繰り返される悲劇を、どう断ち切るか。「足利事件」で白日のものとなった冤罪の構造を、裁判員制度を機に改めて考える。

目次

第1章 冤罪を生みだす温床―事件捜査・刑事司法の構造的欠陥(代用監獄の廃止に向けて
静岡県警の赤堀政夫に対する激しい拷問―「島田事件」
別件逮捕と自白の強要
冤罪とメディアリンチ)
第2章 個別事件に見る冤罪発生のメカニズム(「袴田事件」
「藤本事件」―ハンセン病患者の故に、死刑台送り
「名張・毒ブドウ酒事件」―再審請求に提出した科学的見解による新証拠
「JR浦和電車区事件」―国家権力による冤罪
「狭山事件」―疑わしい証拠の数々
「福岡事件」―受け継がれた志)
第3章 冤罪に翻弄される人生の叫び(冤罪事件・元被告人の生きた日々
緊急アピール―「袴田事件」に再審の扉を
死刑判決を書く元裁判官の想い)
第4章 冤罪に向き合う市民参加のかたち(「足利事件」―市民の澄んだ目が導いた再審開始)
第5章 裁判員制度で冤罪は防げるか(裁判員制度と冤罪―裁判員制度で、公正な裁判は果たして可能か)

出版社・メーカーコメント

他人事ではすまされない!; ;冤罪に翻弄された人生の叫び; ;なぜ、冤罪は作られるのか; ;裁判員制度で冤罪はなくなるか?; ;

著者紹介

矢澤 昇治 (ヤザワ ショウジ)  
1948年新潟県生まれ。金沢大学法文学部法律学科卒。ストラスブール第三大学第三博士課程、東北大学博士後期課程退学。熊本大学を経て、専修大学法科大学院教授。弁護士。専修大学今村法律研究室前室長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)