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新・がん50人の勇気

出版社名 文藝春秋
出版年月 2009年12月
ISBNコード 978-4-16-370980-2
4-16-370980-0
税込価格 1,760円
頁数・縦 418P 20cm

商品内容

要旨

迫り来る死を前に人はいかに生きるか―昭和天皇から本田美奈子まで、がんと向き合った作家・俳優・音楽家・学者・僧侶・企業人、五十余名の「生と死」のかたち。最期の瞬間まで生を全うした感動のドキュメント。

目次

「意味のある偶然」―武満徹
試練への感謝―山本七平
人生の美学―井上靖・山口瞳・澁澤龍彦・白石一郎・手塚治虫
昭和天皇の最期
己の死をも学ばずには―丸山眞男・中川米造
女たちの生き抜くかたち―千葉敦子・宮崎恭子・森瑤子・重兼芳子・長尾宣子
書くことは生きること―米原万里・絵門ゆう子・山本夏彦・高坂正堯・米山俊直・矢内原伊作
表現者たちの流儀―野間宏・上野英信・国分一太郎・黒田清・日下雄一・五味康祐・石井眞木・青木雨彦・城達也
色即是空のかたち―高田真快・高田好胤
企業人の「生と死」―河邉龍一・河毛二郎・大川功・美川英二・森武志〔ほか〕

出版社
商品紹介

昭和天皇から本田美奈子、米原万里まで、幾多の病苦に遭遇しつつも「生」と「死」のはざまで生き抜こうとした人々の足跡を辿る。

おすすめコメント

「文藝春秋」で大反響を呼んだ連載がついに刊行されます。著者は約30年前、がんを患った著名人50人の最期の日々を描いた『ガン50人の勇気』を上梓(じょうし)しました。その後、医療技術が発展し、がんの告知も一般的になったことで、日本人の死生観も変容しているのではないか――。そんな視点から、あらためて50人強の人々の様々な「死のかたち」を取材しました。昭和天皇、武満徹、山本七平、本田美奈子、森瑤子、米原万里……死を前にしてどのように生きたか、周囲の人々に何を遺して逝ったか。抑えた筆致で描かれる生と死のドラマに、自然と目頭が熱くなる感動のドキュメントです。

著者紹介

柳田 邦男 (ヤナギダ クニオ)  
1936年栃木県生まれ。NHK記者を経て作家活動に入る。72年『マッハの恐怖』で第3回大宅壮一ノンフィクション賞、79年『ガン回廊の朝』で第1回講談社ノンフィクション賞、95年『犠牲(サクリファイス)わが息子・脳死の11日』などで菊池寛賞、97年『脳治療革命の朝』で文藝春秋読者賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)