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食のリスク学 氾濫する「安全・安心」をよみとく視点

出版社名 日本評論社
出版年月 2010年1月
ISBNコード 978-4-535-58574-4
4-535-58574-1
税込価格 2,200円
頁数・縦 250P 20cm

商品内容

要旨

BSE、中国製ギョーザ、有機農業、健康食品など、あらゆる食の問題を俎上に、リスク評価の視点でさばく。環境リスク学を築き上げた著者が、環境問題に取り組む過程で踏み込んだ「食の問題」への明瞭な解答。

目次

第1章 食の安全―その費用と便益(安全を犠牲にすることもある
さまざまな安全がある ほか)
第2章 食べもの情報VS.リスク(対談・高橋久仁子)(フードファディズムに出会った
砂糖は有害か? ほか)
第3章 食をめぐる論争点―わたしはこう考える(ききて・松永和紀)(中国製の食品は危険ですか
国産の方が安全で、安心ですか? ほか)
第4章 さまざまな食の問題(キンメダイはスケープゴートだと考える理由―メチル水銀のリスクについて
自然と循環は危険―だから、つきあい方には科学が必要 ほか)

出版社
商品紹介

「食の問題」が関心を集めている。「食の安心・安全とは何か」に立ち返り、中西リスク論が「食」に対する考え方を提示する。

著者紹介

中西 準子 (ナカニシ ジュンコ)  
独立行政法人産業技術総合研究所安全科学研究部門長。1938年、中国大連市生まれ。1961年、横浜国立大学工学部化学工業科卒業。1967年、東京大学大学院工学系博士課程修了。東京大学工学部助手、東京大学環境安全研究センター教授、横浜国立大学環境学研究センター教授、独立行政法人産業技術総合研究所化学物質リスク管理研究センター長を経て、現職に至る。専攻は環境工学、環境リスク評価。工学博士。2003年春に紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)