• 本

金持ちが地球を破壊する

出版社名 緑風出版
出版年月 2010年1月
ISBNコード 978-4-8461-0916-5
4-8461-0916-X
税込価格 2,420円
頁数・縦 219P 20cm

商品内容

要旨

世界の最富裕者500人の収入は、世界の最貧困者4億人の全収入を上回る。世界の大富豪の792人の所得は全開発途上国対外借款総額に相当する。世界人口の2割が世界の富の8割を消費している。反対に世界では28億人が飢餓と栄養失調で苦しんでいて、20億人が1日2ドル以下で生活している。世界の貧困者30億人のうち10億人が都市部の貧民窟で暮らしている。孤児は1億2000万人。世界の農業生産高は人口増加よりも上回っているのにである…。金持ちの成長主義は地球温暖化を加速し、極地の氷や氷河を溶かし、異常気象や海面上昇を惹起し、新たな病原菌を蔓延させる。すでに手遅れなのか?どうすればいいのか?本書は、その危機の元凶が世界の経済と政治をオリガルキー(寡頭支配)する大金持ちにあることを明らかにし、より少ない消費と、より良き分配こそが人類と地球を救うことを明らかにする。

目次

第1章 大異変。さあ、どうする?
第2章 環境危機、社会危機
第3章 世の勢力者たち
第4章 いかにしてオリガルキーが環境危機を激化させるか
第5章 危機に瀕する民主主義
第6章 切迫感とオプティミズム
エピローグ プラネット・カフェ

著者紹介

ケンプ,エルヴェ (ケンプ,エルヴェ)   Kempf,Herv´e
フランスのジャーナリスト、作家。1957年アミアン生まれ。パリ第一大学で歴史と経済学、パリ行政学院で政治学を修める。日刊紙『ルモンド』の執筆者としても有名。雑誌『科学とマイクロ生活』の記者だったが、チェルノブイリ事故をきっかけにエコロジーを追求するようになった
北牧 秀樹 (キタマキ ヒデキ)  
1968年生まれ。パリ第八大学博士課程在籍(哲学)、パリノール人間科学館(MSH)研究補助員(フランスにおけるアフリカ系不法移民の現状)
神尾 賢二 (カミオ ケンジ)  
翻訳家、映像作家。1946年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)