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山之口貘 僕ですか?これはまことに自惚れるようですがびんぼうなのであります

永遠の詩 03

出版社名 小学館
出版年月 2010年1月
ISBNコード 978-4-09-677213-3
4-09-677213-5
税込価格 1,320円
頁数・縦 125P 20cm

商品内容

要旨

山之口貘は、沖縄生まれの自由人。底抜けに貧乏だが、底抜けに明るく、誰にも書けないふしぎな魅力の詩を書いた。人間存在の痛点を刺激する数々の詩を現代仮名遣い、鑑賞解説付きで収録。

目次

襤褸は寝ている
鼻のある結論
転居
来意
会話
再会
座蒲団
数学
ものもらいの話
生活の柄〔ほか〕

出版社・メーカーコメント

●今日的に意義のある詩人を採り上げ、その代表作を厳選。●現代仮名遣いによる本文、振り仮名付きで読みやすく。●各詩には詩人(高橋順子・矢崎節夫・井川博年)による解説をつけ、作者の生い立ち、作詩の背景、詩のもつ魅力がよくわかる。●各詩人の人生と詩集が一目でわかるビジュアル年譜(写真とイラスト入り)。●巻末には魅力的な執筆陣によるエッセイを収録。貧乏を愛した詩人、山之口貘の傑作詩を収録。山之口貘は、沖縄生まれの天性の自由人。上京後は、今のワーキングプアさながらに、職を転々としながら住所不定の日を送り、貧乏を明るく、したたかに、詩にうたった。詩のことばは平易だけれども、誰にも書けないふしぎな魅力があり、人間存在の痛点を刺激する。

著者紹介

山之口 貘 (ヤマノクチ バク)  
1903年(明治36)〜1963年(昭和38)。本名、山口重三郎。沖縄県那覇区(現在の那覇市)に生まれる。幼時より絵と詩に親しみ、19歳のときに上京して日本美術学校に入学するがほどなく退学、放浪生活のなかで詩作を続け、金子光晴と知り合い、詩の発表の機会を得る。終生、貧乏暮らしをしながら、人間存在をするどく突く、風刺精神とユーモアあふれる珠玉の詩を生んだ
井川 博年 (イカワ ヒロトシ)  
1940年(昭和15)、福岡県生まれ。詩人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)