• 本

四十九日のレシピ

出版社名 ポプラ社
出版年月 2010年2月
ISBNコード 978-4-591-11535-0
4-591-11535-6
税込価格 1,540円
頁数・縦 262P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全2件

  • 亡くなった妻から贈られた壊れた心身が回復するレシピ

    妻が突然亡くなって、まったくやる気がなくなった夫、母が亡くなった上に離婚危機の娘。身なりも構わず壊れてしまいそうな二人に、亡くなった妻(母)から贈られたのは四十九日で心身が回復するレシピでした。登場人物がすべて良い人になる、心が本当に温まる作品です。

    (2011年1月10日)

  • 底なしの奥深さに涙が止まりません

    胸腺にふれる本との出会いは多くないモノです。
    老人問題?少子化?母子父子家庭?児童施設?移民問題?嫁姑に親戚対応に子育てに浮気に……
    とにかく、間違いなく万人が考えさせられる一冊です。
    重くもなく軽すぎず…
    久しぶりに泣きました…涙は心の汗…気持ちが前向きになりました。(ひ)

    (2010年6月20日)

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商品内容

要旨

熱田家の母・乙美が亡くなった。気力を失った父・良平のもとを訪れたのは、真っ黒に日焼けした金髪の女の子・井本。乙美の教え子だったという彼女は、生前の母に頼まれて、四十九日までのあいだ家事などを請け負うと言う。彼女は、乙美が作っていた、ある「レシピ」の存在を、良平に伝えにきたのだった。家族を包むあたたかな奇跡に、涙があふれる感動の物語。

出版社
商品紹介

母・乙美が、ある「レシピ」を残して亡くなった。それは、離れてしまった家族を集め、奇跡のような時間をもたらす処方箋だった。

おすすめコメント

わたしがいなくなっても、あなたが明日を生きていけるように。大切な人を亡くしたひとつの家族が、再生に向かうまでの四十九日間。家族を包むあたたかな奇跡に、涙があふれる感動の物語。熱田家の母・乙美が亡くなった。気力を失った父・良平のもとを訪れたのは、真っ黒に日焼けした金髪の女の子・井本。乙美の教え子だったという彼女は、生前の母に頼まれて、四十九日までのあいだ家事などを請け負うと言う。彼女は、乙美が作っていた、ある「レシピ」の存在を、良平に伝えにきたのだった。

著者紹介

伊吹 有喜 (イブキ ユキ)  
1969年三重県生まれ。中央大学法学部卒。2008年『風待ちのひと』(『夏の終わりのトラヴィアータ』改題)で第三回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)