論語と算盤 現代語訳
ちくま新書 827
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2010年2月 |
ISBNコード |
978-4-480-06535-3
(4-480-06535-0) |
税込価格 | 902円 |
頁数・縦 | 249P 18cm |
書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍 要旨 2024年発行開始予定の新1万円札の図案に肖像が採用される渋沢栄一(1840-1931)。第一国立銀行や理化学研究所、東京証券取引所、王子製紙、帝国ホテルのほか数知れない企業や組織の創設に関わった「日本実業界の父」の代表作が『論語と算盤』である。そこに描かれた思想は、いかなるものなのだろうか。本書は、1916(大正5)年発刊の『論語と算盤』のなかから重要部分を選び、漢文調で書かれた原文を平明に現代語訳したもの。原書は、渋沢栄一が各地で行った講演の口述筆記をテーマ別に編集した書籍であり、日本の近代資本主義を築き上げた巨人の基盤となった思想や哲学が詰まった名著として知られる。渋沢栄一は、古代中国の思想家・孔子の言行録である『論語』に傾倒し、自らの生き方、考え方の基礎としていた。『論語と算盤』では、利潤の追求を目的とする企業活動にも、『論語』に著された道徳観が必要であるとし、事業経営は社会全体の利益になるべき、と説いている。現代語訳と解説を手がけた守屋淳氏は作家・中国古典研究者で、中国古典や戦略論に関する多数の著書がある。 |
商品内容
要旨 |
日本実業界の父が、生涯を通じて貫いた経営哲学とはなにか。「利潤と道徳を調和させる」という、経済人がなすべき道を示した『論語と算盤』は、すべての日本人が帰るべき原点である。明治期に資本主義の本質を見抜き、約四百七十社もの会社設立を成功させた彼の言葉は、指針の失われた現代にこそ響く。経営、労働、人材育成の核心をつく経営哲学は色あせず、未来を生きる知恵に満ちている。 |
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目次 |
第1章 処世と信条 |