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象牙色の賢者

出版社名 文藝春秋
出版年月 2010年2月
ISBNコード 978-4-16-328920-5
4-16-328920-8
税込価格 1,781円
頁数・縦 333P 20cm

商品内容

要旨

奴隷の息子から成り上がった一家は、三代目にしてフランス文化の象徴となった。デュマ三部作、堂々の完結。

出版社
商品紹介

偉大な文豪を父に持ったがために、「小」デュマと呼ばれた息子。名作「椿姫」の作者であり父をしのぐ栄誉に輝いた男の苦悩の生涯。

おすすめコメント

奴隷から将軍へ成り上がった英雄を祖父に、『三銃士』の作者として名高い文豪を父に持ったデュマ家の3代目は、物質的にはなに不自由ない少年時代を過ごしながら、私生児という出生に悩み、愛憎半ばする想いを抱きながら成人する。父と同じ作家を志し、若くして成功をおさめながら常に偉大な父と比較され続けた男の苦悩の日々。『黒い悪魔』『褐色の文豪』に続くデュマ家3代の歴史、ここに完結。

著者紹介

佐藤 賢一 (サトウ ケンイチ)  
1968年山形県鶴岡市生まれ。山形大学教育学部卒業後、東北大学大学院文学研究科で西洋史学を専攻。93年『ジャガーになった男』で第6回小説すばる新人賞、99年『王妃の離婚』(集英社)で第121回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)