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ペニシリンはクシャミが生んだ大発見 医学おもしろ物語25話

平凡社新書 508

出版社名 平凡社
出版年月 2010年2月
ISBNコード 978-4-582-85508-1
4-582-85508-3
税込価格 814円
頁数・縦 239P 18cm

商品内容

要旨

聴診器、レントゲン、輸血、ワクチン、麻酔…今では私たちが当たり前に恩恵を受ける医療技術の数々。その進歩の陰には、不屈の医師たちの人間ドラマがあった。時代の通説との葛藤、自らの命を賭した人体実験、思わぬ失敗が生んだ発見、研究者間の熾烈な競争など、25の物語を通して知る、医学史のおもしろ裏話。医学の発展は三分の努力と七分の偶然から!?瞠目のサイエンス進化論。

目次

第1部 診断編(何でも測らないと気がすまない男―体温測定
秘めた恋を脈で診断―脈拍測定
初めて測ったのは牧師―血圧測定
電話ごっこを見てひらめいた―聴診器
若旦那の趣味が昂じて―顕微鏡
細菌学の巨人の大失策―ツベルクリン反応
人類初体験の透視する見えない光―エックス線(X線)
深夜の極秘人体実験―心臓カテーテル検査
二重らせんのダーク・レディ―DNA
大道芸がヒント―胃カメラ(胃内視鏡)
ビートルズが支えた最新技術―CT
ノーベル賞をめぐる大波乱―MRI)
第2部 治療編(毒殺事件を呼ぶ先端治療―輸血
農婦に教わった予防法―種痘(ワクチンの誕生)
狂気を呼んだ四人の争い―全身麻酔
失われた処方を求めて―麻酔薬・通仙散
物理学を超えた町工場のオヤジさん―注射器
次々に産婦が死んでいく謎の病棟―消毒法
風邪ひきイタチに助けられ―インフルエンザ・ワクチン
クシャミが生んだ大発見―ペニシリン(抗生物質)
亡き患者への想いを胸に―人工心肺
靴墨の缶で作った命の機械―心臓ペースメーカー
一万回のセックスを観察―セックス・カウンセリング
病原菌を飲んで自説を証明―胃潰瘍の治療(ピロリ菌の発見))

著者紹介

百島 祐貴 (モモシマ スケタカ)  
1957年神奈川県生まれ。82年慶應義塾大学医学部卒業。都立広尾病院、伊勢慶應病院などを経て、2002年より慶應義塾大学医学部放射線診断科専任講師。専門領域は神経放射線診断学、MRI診断学。医学博士。放射線科専門医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)