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「戦争経験」の戦後史 語られた体験/証言/記憶

戦争の経験を問う

出版社名 岩波書店
出版年月 2010年2月
ISBNコード 978-4-00-028383-0
4-00-028383-9
税込価格 3,080円
頁数・縦 298,10P 20cm
シリーズ名 「戦争経験」の戦後史

商品内容

要旨

戦争とどう向き合い、受けとめるか―戦後、人々は直接的な体験の有無にかかわらず、戦争との距離をはかることによって自らのアイデンティティを確認し、主体を形成してきた。敗戦からの時間的経過にともない、また社会状況に応じても変容してゆく戦争についての語りの特徴の変遷をたどりながら、戦後日本社会の特質に迫る。

目次

序章 「戦後」後からの問い(問い直される戦争と戦後
戦後における戦争の語り ほか)
第1章 「状況」としての戦争―一九三一‐一九四五(中国での戦争
一二月八日の転換)
第2章 「体験」としての戦争―一九四五‐一九六五(「体験」としての戦記
「体験」としての「引揚げ」と「抑留」 ほか)
第3章 「証言」としての戦争―一九六五‐一九九〇(書き換えられる「戦記」
あらたな「引揚げ」記、あらたな「抑留」記 ほか)
第4章 「記憶」としての戦争―一九九〇‐(「記憶」の時代のはじまり
「記憶」の時代の戦記・戦争文学 ほか)

出版社
商品紹介

社会状況に応じて変容してゆく戦争についての語り。その変遷を通して、戦後日本社会の特質を浮き彫りにする。

出版社・メーカーコメント

戦争はどのように語られてきたのか.戦争とどう向き合い,受けとめるか──戦後,人々は直接的な体験の有無にかかわらず,戦争との距離をはかることによって自らのアイデンティティを確認し,主体を形成してきた.敗戦からの時間的経過にともない,また社会状況に応じても変容してゆく戦争についての語りの特徴の変遷をたどりながら,戦後日本社会の特質に迫る.

著者紹介

成田 龍一 (ナリタ リュウイチ)  
1951年大阪府生まれ。早稲田大学大学院修了。日本女子大学教授。近現代日本史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)