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宇宙137億年の歴史 佐藤勝彦最終講義

角川選書 465

出版社名 角川学芸出版
出版年月 2010年3月
ISBNコード 978-4-04-703465-5
4-04-703465-7
税込価格 1,650円
頁数・縦 252P 19cm

商品内容

要旨

今から137億年前、熱い火の玉(ビッグバン)として生まれた宇宙。それ以前の宇宙はどんな姿をしていたのか。宇宙の現象を素粒子で解く「素粒子論的宇宙論」に基づき、宇宙創生の謎に迫るインフレーション理論を世界に先駆けていち早く発表した著者。湯川秀樹に憧れて入学した京都大学での若き日々、そして益川敏英、小林誠などノーベル賞科学者との出会いと共同研究など、研究の軌跡を辿りながら最新宇宙像に迫る「最終講義」全記録。

目次

序章 宇宙創生への旅―137億年の彼方へワープ(世界中いたるところにあった、宇宙創生の神話
宇宙創生の音が聴こえる―インドの“宇宙創生神話像” ほか)
第1章 超新星爆発の研究から「宇宙の始まり」の解明へ(科学少年は、湯川博士の京大を目指した
はじめは宇宙人からの信号とまちがえたパルサーの発見 ほか)
第2章 素粒子論的宇宙論の入り口に立って(素粒子論的宇宙論へのきっかけとなったアイデア
世の中には4つの力がある ほか)
第3章 インフレーションによって解決した問題(どのようにして100桁の精度で宇宙がつくれるのか?―平坦性問題
情報伝達の限界=「光速」にも超えられない壁があった―地平線問題 ほか)
第4章 なぜ今、第2のインフレーションが起こったのか?―未解決の問題と「人間原理」(GUTで、X粒子を仮定する
陽子が崩壊するなら、物質宇宙は消滅する! ほか)

出版社
商品紹介

小林誠、益川敏英、南部陽一郎らノーベル賞学者との出会いから宇宙論最前線までインフレーションモデル提唱者・佐藤教授の最終講義。

おすすめコメント

超新星研究からインフレーション宇宙論へ。佐藤勝彦先生最終講義、全記録!一人の若手科学者はいかにして宇宙論の世界的牽引者となったか。小林誠、益川敏英、南部陽一郎らノーベル賞学者との出会いから宇宙論最前線まで、インフレーションモデル提唱者・佐藤教授の東大退官記念、最終講義!

出版社・メーカーコメント

一人の若手科学者はいかにして宇宙論の世界的牽引者となったか。小林誠、益川敏英、南部陽一郎らノーベル賞学者との出会いから宇宙論最前線まで、インフレーションモデル提唱者・佐藤教授の東大退官記念、最終講義!

著者紹介

佐藤 勝彦 (サトウ カツヒコ)  
1945年、香川県生まれ。74年、京都大学大学院理学研究科物理学第二専攻博士課程修了。北欧理論物理学研究所客員教授、東京大学理学部助教授を経て、東京大学大学院理学系研究科教授。2009年3月、定年退官。現在、明星大学理工学部物理学科客員教授、東京大学数物連携宇宙研究機構特任教授。専門は宇宙論と宇宙物理学。特に宇宙の創生と初期宇宙を研究し、1981年に「インフレーション理論」を提唱、宇宙論研究の世界的牽引者となる。90年、仁科記念賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)