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生物への周期律 自然界のリズムと進化

出版社名 工作舎
出版年月 2010年3月
ISBNコード 978-4-87502-426-2
4-87502-426-6
税込価格 5,280円
頁数・縦 442P 22cm

商品内容

要旨

トンボ、トビウオ、コウモリを結ぶ機能と形態の進化。飛行、視覚、発光、水生への回帰、高等知能…進化の途上に繰り返しあらわれる生物機能。その周期性の出現は必ずしも、生物の系統学的な位置や複雑さ、あるいはその一般的な環境と関係を持つわけではない。ネオダーウィニズム批判の急先鋒が、生体高分子の外殻電子が支配する物性に着眼。生物の周期性出現のメカニズムを解き、科学としての進化論の新たな可能性を拓く。

目次

1 化学元素と無機物の諸性質の周期性
2 生物の機能の周期性
3 物質とエネルギーに内在する秩序は、いかにして生物の周期性へと続く道を切り開いたか
4 様々な組織レベルにおける「カーボンコピー」の生成
5 差異のある生殖と死の周期性に対する寄与
6 周期性の確立における発生の役割
7 環境と周期性の関係
8 構造の周期性:原子、分子、生物に規則正しく付加された構成要素
9 周期性を生み出す高分子と原子のメカニズム

著者紹介

リマ=デ=ファリア,アントニオ (リマデファリア,アントニオ)   Lima‐de‐Faria,Antonio
1921年7月4日、ポルトガルに生まれる。リスボン大学生物学科卒、ルンド大学大学院で遺伝学のPh.D.を取得。1954年よりスウェーデン国籍。フィラデルフィア癌研究所客員研究員、デューク大学、コーネル大学、エディンバラ大学の客員教授、ルンド大学教授および同大分子細胞遺伝学研究所所長を経て、同研究所名誉教授。スウェーデン王室・政府よりノーザンスター勲章を受章
松野 孝一郎 (マツノ コウイチロウ)  
1940年生まれ。東京大学工学部電子工学科卒、マサチューセッツ工科大学物理学科博士課程修了。マイアミ大学分子細胞進化研究所客員教授、長岡技術科学大学生物系(生物物理学)教授を歴任
土 明文 (ツチ アキフミ)  
1969年、岡山生まれ。東京工業大学大学院生命理工学研究科修了。お茶の水女子大学、駿河台大学、中央大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)