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競争と公平感 市場経済の本当のメリット

中公新書 2045

出版社名 中央公論新社
出版年月 2010年3月
ISBNコード 978-4-12-102045-1
4-12-102045-6
税込価格 858円
頁数・縦 245P 18cm

内容詳細

要旨(情報工場提供)

「格差社会」というワードがブームとなり、「勝ち組」「負け組」という言葉が当たり前に使われる現代の日本社会。「格差」という言葉は否定的に使われることが多く、国際調査でも、日本は他の資本主義国にくらべて、市場競争に対する拒否反応が強い、という結果が出ている。日本人は「競争」が嫌いなのである。本書は、そうした日本人の特性を分析するとともに、「競争」や「公平」に関するさまざまなトピックについて、経済学の視点から分析、解説している。著者は大阪大学社会経済研究所教授で労働経済学を専門とする。『日本の不平等――格差社会の幻想と未来」(日本経済新聞社)、『経済学的思考のセンス』(中公新書)等多数の著書がある。本書は2010年の「週刊ダイヤモンド」〈ベスト経済書〉第1位、中央公論社の「新書大賞」第4位に選出されている。

(要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2011年4月15日])

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商品内容

要旨

日本は資本主義の国のなかで、なぜか例外的に市場競争に対する拒否反応が強い。私たちは市場競争のメリットをはたして十分に理解しているだろうか。また、競争にはどうしても結果がつきまとうが、そもそも私たちはどういう時に公平だと感じるのだろうか。本書は、男女の格差、不況、貧困、高齢化、派遣社員の待遇など、身近な事例から、市場経済の本質の理解を促し、より豊かで公平な社会をつくるためのヒントをさぐる。

目次

1 競争嫌いの日本人(市場経済にも国の役割にも期待しない?
勤勉さよりも運やコネ?
男と女、競争好きはどちら? ほか)
2 公平だと感じるのはどんな時ですか?(「小さく産んで大きく育てる」は間違い?
脳の仕組みと経済格差
二〇分食べるのを我慢できたらもう一個 ほか)
3 働きやすさを考える(正社員と非正規社員
増えた祝日の功罪
長時間労働の何が問題か? ほか)

著者紹介

大竹 文雄 (オオタケ フミオ)  
1961年(昭和36年)、京都府宇治市生まれ。83年京都大学経済学部卒業。85年、大阪大学大学院経済学研究科博士前期課程修了、大阪大学経済学部助手、大阪府立大学講師を経て、大阪大学社会経済研究所教授、大阪大学博士(経済学)。労働経済学専攻。著書『日本の不平等―格差社会の幻想と未来』(日本経済新聞社、2005年、サントリー学芸賞、日経・経済図書文化賞、エコノミスト賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)