• 本

物部氏の正体

新潮文庫 せ−13−3

出版社名 新潮社
出版年月 2010年6月
ISBNコード 978-4-10-136473-5
4-10-136473-7
税込価格 649円
頁数・縦 295P 16cm

商品内容

要旨

仏教導入を巡る蘇我氏との対立で知られる物部氏。古代史を代表する大豪族でありながら、正史から抹殺され、その全貌は多くの謎に包まれている。天皇家の神事と奇妙な接点を持ち、『日本書紀』で「天皇家より先にヤマトを統治していた」と記される彼らは何ものか。出雲、吉備、出自に迫る論考は、やがてヤマト建国の真相へと辿り着く。既存の歴史を根底から覆す三部作、堂々の完結編。

目次

第1章 ヤマトの神にもっとも近い物部氏(仏教を拒絶した物部氏
なぜ天皇ではなく物部氏が神道に固執したのか ほか)
第2章 物部氏はどこからやってきたのか(物部氏の謎
二人の初代王の謎 ほか)
第3章 物部と吉備の謎(なぜ物部は敵に塩を送り続けたのか
石見の物部神社の謎 ほか)
第4章 「物部は吉備である」を探る(なぜ『日本書紀』は物部を天神といったのか
吉備といえば桃太郎 ほか)
第5章 物部の秘密・蘇我の秘密(ヤマト建国時の物部の不審な行動
ヤマト建国の仕掛け人は誰か ほか)

著者紹介

関 裕二 (セキ ユウジ)  
1959(昭和34)年、千葉県柏市生れ。歴史作家。仏教美術に魅了されて奈良に通いつめ、独学で古代史を学ぶ。1991(平成3)年に『聖徳太子は蘇我入鹿である』でデビュー。以後精力的に執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)