夜露死苦現代詩
ちくま文庫 つ9−7
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2010年4月 |
ISBNコード |
978-4-480-42702-1
(4-480-42702-3) |
税込価格 | 1,045円 |
頁数・縦 | 391P 15cm |
書店レビュー
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- ブックス・キューブリック (福岡県福岡市中央区)
村上春樹に「サブカルの山頭火」と言わせるほどに巧みに言葉を嗅ぎ分ける都築響一氏。彼が日本各地を訪ねて蒐集した切実でリアリティ溢れる言葉の数々を、現代詩界のいったい誰が書けるでしょう。寝たきり老人の独り言「オムツのなかが犯罪でいっぱいだ」、点取り占いの「今日は握手をして別れよう 6点」、大きな湯呑みに連ねられた説教・・・図らずも現代詩のアウトサイダーとして生きる人々が投げ掛ける直球は妙な説得力が感じられます。あとがきにかえて書かれた「相田みつを美術館訪問記」も、目をそむけずに夜露死苦おねがいします。
(2014年3月29日)
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商品内容
要旨 |
詩は死んでなんかいない。ストリートという生きた時間が流れる場所で、詩人とは一生呼ばれない人たちが、現代詩だなんてまわりも本人も思ってもいないまま、言葉の直球勝負を挑んでくる…寝たきり老人の独語、死刑囚の俳句、エロサイトのコピー、暴走族の特攻服、エミネムから相田みつをまで。文庫化にあたり谷川俊太郎との対談、作詞家・吉岡治のインタビューを含む長いあとがきを増補。 |
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目次 |
痴呆系―あるいは胡桃の城の山頭火 |