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謎解き「アリス物語」 不思議の国と鏡の国へ

PHP新書 668

出版社名 PHP研究所
出版年月 2010年4月
ISBNコード 978-4-569-77830-3
4-569-77830-5
税込価格 770円
頁数・縦 197P 18cm

商品内容

要旨

『不思議の国のアリス』は、アリスの冒険の一部に過ぎない。ディズニー映画を思い浮かべる人も多いだろうが、実はアリスは、もっと不思議で奇妙なノンセンスの世界に入り込んでしまっていたのだ。作者ルイス・キャロルは、その並外れた遊び心とこだわりで、次から次へとアリスにカラクリを仕掛ける。ニヤニヤ笑いを残して消えるチェシャ猫や、延々とお茶会を続ける帽子屋と三月ウサギなど、馬鹿馬鹿しいことを言ってアリスを困らせる登場人物たち。当たり前が当たり前でない「不思議の国」と「鏡の国」を楽しむガイド。

目次

1 『不思議の国のアリス』(4×5=12
身の上話が尾の上話に
見えん、知らん
ネコはイヌ
答えのない謎なぞ
時漢つぶし
赤を白に、生を死に
ニセウミガメはスープ
僕の帽子は僕のでない
署名がないのが証拠)
2 『鏡の国のアリス』(鏡のマジック
辞書ほどにナンセンスだって
パンニバタフライは何の名
夢の夢
後ろ向きに生きる
意味のない名前
非誕生日プレゼントは得
ダレモいないの、いるよ
馬と鮫の鉢合わせ
イヌから骨を取ると)

著者紹介

稲木 昭子 (イナキ アキコ)  
兵庫県生まれ、大阪大学文学部英文科卒業、同大学院文学研究科(英語学専攻)修士課程修了、同英語学研究室助手をへて現在、追手門学院大学国際教養学部教授
沖田 知子 (オキタ トモコ)  
兵庫県生まれ、大阪大学文学部英文科卒業、同大学院文学研究科(英語学専攻)修士課程修了、同英語学研究室助手をへて、現在、大阪大学大学院言語文化研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)