商品内容
要旨 |
目覚める前、思念のなかで猛虎の爪に引き裂かれ、頭蓋が割れるさまを実感する。葉隠武士、斎藤杢之助独特の“死の鍛錬”―。島原の乱で一番乗りを果たしながらも藩召抱えを拒絶、生涯浪人を貫いた杢之助が鍋島藩にくすぶる龍造寺家の遺恨を断ち切り、権力をほしいままにする老中松平信綱の鬼謀を挫く。 |
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隆慶一郎全集 巻13
隆慶一郎/著
新潮社
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BK
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一日一日、死して生きる! 江戸と佐賀を股にかけ、烈々たる士魂が白熱する傑作。この男、毎朝死ぬことを日課としていた。思念のなかで、猛虎の爪に引き裂かれるさまを実感する。常住坐臥、死人として生きるべし――。泰平の世にあっても死の鍛錬を怠らず、義に生きた斎藤杢之助。その莫逆の友、中野求馬と巨漢の怪僧牛島萬右衛門の「葉隠武士」三人衆が、時の老中松平信綱の計略を挫き、明暦の大火の真相を斬る。