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少女外道

出版社名 文藝春秋
出版年月 2010年5月
ISBNコード 978-4-16-329240-3
4-16-329240-3
税込価格 2,043円
頁数・縦 229P 20cm

商品内容

要旨

この感覚は、決して悟られてはならない。人には言えない歪みを抱きながら戦前〜戦後の日本をひとり生きた女性を描く表題作のほか、ラスト一頁で彼岸と此岸の境を鮮やかに越える「巻鶴トサカの一週間」など、名手・皆川博子の傑作短篇七篇を収録。

出版社
商品紹介

怪我をして苦悶する少年の姿に、少女は「他人には悟られてはならない感覚」を覚えた……。彼岸と此岸を自在に往還する短編集。

出版社・メーカーコメント

戦前の日本。裕福な家庭に育った久緒は、出入りの植木職人・葉次が苦悶(くもん)する姿を見て「他人に悟られてはならない感覚」を覚える……。苦しみや傷に惹(ひ)かれてしまう「外道」の自分を自覚する女性画家の人生を描いた表題作のほか、火葬場で初めて出会った男女2人が突然、人の倫理を飛び越す「巻鶴トサカの一週間」など、彼岸と此岸、過去と未来を自在に往還する傑作短篇7篇を収録。

著者紹介

皆川 博子 (ミナガワ ヒロコ)  
1930年京城生まれ。東京女子大学外国語科中退。児童小説でデビューし、73年「アルカディアの夏」で第20回小説現代新人賞、85年「壁―旅芝居殺人事件」で第38回日本推理作家協会賞長編賞、86年「恋紅」で第95回直木賞、90年「薔薇忌」で第3回柴田錬三郎賞、98年「死の泉」で第32回吉川英治文学賞を受賞。ミステリーから幻想小説、時代小説など幅広いジャンルにわたり活躍を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)