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真珠母の匣 新装版

講談社文庫 な3−12 とらんぷ譚 4

出版社名 講談社
出版年月 2010年6月
ISBNコード 978-4-06-276685-2
4-06-276685-X
税込価格 639円
頁数・縦 275P 15cm
シリーズ名 真珠母の匣

商品内容

要旨

きらびやかな宝石の匣。だが開けてみると、肝心の宝石は消えうせ、赤い絹布の窪みだけが残っている。この匣は、虚とか不在と名づけられるべき、天与の贈りものであろうか。戦争の傷をその後の人生に刻した三姉妹を美しい宝石箱の虚になぞらえ、妖美壮麗の小説世界を築く幻想文学の傑作。

おすすめコメント

煌びやかな宝石匣の如く妖美壮麗な小説世界 戦争の傷を人生に刻した三姉妹。彼女たちに見立てた美しき宝石匣は、虚や不在と名づけられるべき、天与の贈り物なのか。連作完結編となる「とらんぷ譚」第四集。

出版社・メーカーコメント

煌びやかな宝石匣の如く妖美壮麗な小説世界戦争の傷を人生に刻した三姉妹。彼女たちに見立てた美しき宝石匣は、虚や不在と名づけられるべき、天与の贈り物なのか。連作完結編となる「とらんぷ譚」第四集。

著者紹介

中井 英夫 (ナカイ ヒデオ)  
1922年、東京・田端に生まれる。東大在学中に吉行淳之介らと第14次「新思潮」を創刊。「短歌研究」「短歌」編集長として葛原妙子、塚本邦雄、中城ふみ子、寺山修司、春日井建らを紹介。’64年、塔晶夫の筆名で『虚無への供物』を刊行、推理小説の墓碑銘とまで絶賛された。その後、『幻想博物館』『悪夢の骨牌』(泉鏡花文学賞)『人外境通信』『真珠母の匣』の「とらんぷ譚」四部作をはじめとした幻想文学、エッセイ集、日記、短歌論集、詩集などの多彩な著作で人気を博した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)