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言葉はなぜ生まれたのか

出版社名 文藝春秋
出版年月 2010年7月
ISBNコード 978-4-16-372640-3
4-16-372640-3
税込価格 1,572円
頁数・縦 119P 20cm

商品内容

要旨

動物は「鳴き声」を出せるけれど、「言葉」を話すことはできません。頭のいいチンパンジーでさえ、それは無理なのです。なぜ人間だけが言葉をもつようになったのでしょう。

目次

1章 「ことば」は、どこからやってきたのか?
2章 息を止められなければ、ことばはしゃべれない―ことばの4条件その1
3章 デグーの「単語」―ことばの4条件その2
4章 ジュウシマツの「文法」―ことばの4条件その3
5章 ハダカデバネズミの「あいさつ」―ことばの4条件その4
6章 ヒトは歌うサルだった?ミュラーテナガザルの歌
7章 赤ん坊はなぜ泣き続けるのか?ヒトが息を止められる謎
終章 ことばは歌からうまれた

出版社
商品紹介

ジュウシマツの歌には文法があり、ハダカデバネズミは鳴き声で上下関係を確認。人間の「ことば」の誕生の謎を楽しみながら学べる。

おすすめコメント

動物は鳴き声を出すけれど、言葉はしゃべれない。ではなぜヒトだけが言葉を使えるようになったのか? この謎に挑んでいるのが、理化学研究所・脳科学センターの岡ノ谷研究室です。岡ノ谷さんは「ジュウシマツの歌には文法がある」「ハダカデバネズミは“あいさつ”をする」という発見をして、ヒトの言葉のルーツ解明に多大な貢献をしています。豊富なカラー・イラストとともに、サイエンスの最先端を紹介。小学校高学年から読め、夏休みの読書にも最適です。

著者紹介

岡ノ谷 一夫 (オカノヤ カズオ)  
1959年栃木県足利市生まれ。慶應義塾大学文学部卒業後、米国メリーランド大学大学院修了、博士号取得。千葉大学助教授などを歴任後、2004年より理化学研究所脳科学総合研究センター生物言語研究チーム・チームリーダー。2008年からERATO情動情報プロジェクト総括を兼任。2010年から東京大学教授を兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)